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漢方薬の知識

漢方薬の資料や知識を整理。 「漢方」は中国ではなく日本が作った医学だった。

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「漢方」は日本語

▼「漢方」は日本語

「漢方」は、
  江戸時代後期(約300年ほど前)に生まれた日本語です。
 
中国で発展してきたと勘違いされることの多い「漢方」。
実は、日本固有の医学だって知っていましたか?


中国の「中医学」の理念を元に作られた医学なのですが、
日本の風土に合わせ、独自に発展させたものが「漢方医学」なので、
その発祥は日本だと位置付けられています。



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「漢方」は日本から中国へ逆輸出

▼「漢方」は日本から中国へ逆輸出され
  中国医学に影響を与えてきた

日本の漢方は
 独自で発展を遂げていき「古方派」「後世派」「折衷派」と
 様々な流派が生まれ多くの漢方処方が作られてきました。


漢方薬は、伝統中国医学の一種で、
日本で独自に発展した漢方医学の理論に基づいて処方される医薬品。


古くから現代まで大陸から伝来する医学を
日本固有の医学として体系されたものだと言われています。


特に江戸期には黄金時代を迎え、
この時代の成果の多くが中国に逆輸出され、
近年、現代中医学が形成される上で大きな影響を与えた。
 
 

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なぜ「漢方」と呼ばれるのか?

▼なぜ「漢方」と呼ばれるようになったのか?


「漢方」には”漢から伝来した医術”という意味があります。
  漢 : 紀元前206年~西暦220年に現在の中国で栄えた国

漢の時代に、中国から伝来した医術。
それを「漢方」として独自に発展させたのは日本でした。


「蘭方」 と 「漢方」

なぜこのような名前がつけられたかというと、

江戸時代、日本に西洋医学が入ってきた時に
西洋医学がオランダから入ってきたため「蘭方」と呼ばれたのに対して、
それまでの日本で発展してきた医学を、
中国の漢の時代に由来するということで「漢方」と呼ぶようになった。

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中国で売られている薬は「漢方薬」ではないの?

▼中国で売られている薬は「漢方薬」ではないの?

漢方薬”はその名前から、中国の薬というイメージが強いですが、

中国では、生薬を一般的に「中薬」と呼び、「漢方薬」と称することはない。


近年、中国側が意図的に混同する傾向があり、これは懸念されている

漢方薬の原料は中国産が多い。そのことも、中国の医学と勘違いされてしまう原因かも知れない。


中国へ旅行をしたときに土産物屋などで売られている薬は漢方薬とはいえません。


中国での伝統医学は「中医学」使われる薬は「中薬」と呼ばれていて、
日本の「漢方医学」そして「漢方薬」とは似て否なるものです。

日本では使用されていない生薬や天然の成分だけでなく、
合成薬の成分が含まれていて問題になったこともありましたので注意が必要です。
 
 
 

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日本が作った「漢方」はここがスゴイ!

▼日本が作った「漢方」はここがスゴイ!

①.副作用がでにくい


 漢方薬はさまざまな特長の生薬を組み合わせることによって、
 もともと副作用を出しにくい仕組みになっている
生薬由来の成分で出来ているので、
 科学的な薬と違い副作用なく服用することができるという特徴があります。


②.保険が適用される


 漢方エキス製剤が保険適用になったのは1967年からで、
 現在のように148処方の漢方薬と約200種類の生薬に
 健康保険が適用されるようになったのは1975年以降のこと



 
まだまだ発展し続けている漢方

 「漢方」は中国から伝来した医学を
 日本が独自に発展させたものだったのです。
 

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